仙台大(仙台6大学1位)が東北公益文科大(南東北2位・山形)を6-1で下し、明治神宮大会(11月20日開幕)初出場に向けて前進した。

仙台大は0-0の3回2死一塁。1番益子侑也内野手(4年=霞ケ浦)が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち、遊撃手の悪送球に乗じてホームへ一気に生還し、2点を先制した。4回には5番平野裕亮外野手(1年=山村学園)が右前適時打をマークするなど、さらに2点を追加。8回にも2点を奪い突き放した。益子は「先制点がほしかったので『オレが打ってやる』の気持ちでした」と言葉通りの一打だった。

投げては先発したエース左腕・長久保滉成投手(3年=弘前学院聖愛)が8回6安打無失点の好投。緩急を駆使した投球でこの試合計3併殺に仕留めるなど、打たせて取った。6-0の最終回は1年生右腕・武者倫太郎(帝京)が先頭打者に左越えソロを浴びるも、逃げ切った。

森本吉謙監督(47)は「良い準備をして、普段通り臨んでくれた。(長久保については)ランナーを出しても、結果0点で抑えるのはさすがだなと」と話した。明日31日、富士大(北東北1位・岩手)と東日本国際大(南東北1位・福島)の勝者と明治神宮への切符を懸けた決勝を迎える。