DeNAの斎藤隆新コーチ(51)と鈴木尚典新コーチが(49)4日、横須賀市内で始まった秋季トレーニングに参加した。両コーチともに初日は、選手への指導を行うというより、まずはじっくり特徴などの把握に務めた。

斎藤コーチは「見ると言うより不思議な感じ。懐かしい顔と違う部分があって新鮮。今の段階でこうしようというのはない。プレーするのは選手。ベイスターズがどういう方向を向いているか。勝つのはプロである以上当然。ダブルスタンダードで個人のものに取り組んでほしい」と話した。

鈴木コーチは「懐かしさはありますが、(前回コーチから)12年たっている。選手もスタッフも入れ替わって、新しい。(三浦監督から)報道が出た後に『バッティング頼みます』と言われた。まだ視察みたいな感じ。明後日以降、まず名前と顔を一致させる」と話した。その上で「1回しか優勝していないが、1軍で優勝するとはこういうものかと、選手に味わってもらいたい」と意気込んだ。

三浦大輔監督(47)にとって、強力な援軍となる。斎藤コーチは同期入団で、鈴木コーチは1学年上でnWo軍などでも一緒だった。両者から現役時代には「大輔」と呼ばれていたが、今回は「監督」と呼ばれたという。「初日なのでたくさん選手を見てもらうところから。現状とか感じたことは話した。力を貸してくれる。選手のレベルアップをしてもらいたい」と笑顔で語った。

小杉陽太新コーチは欠席だった。【斎藤直樹】