プロ野球12球団の獲得選手一覧。(新人選手はのぞく)

12球団 戦力外 退団 引退選手など/一覧

12球団 ドラフト指名選手一覧

FA選手97人の動向は/一覧


ロッテ

タイロン・ゲレーロ投手(30=前ホワイトソックス傘下)

203センチ、112キロの大型右腕で160キロ超の直球を投げ込む。メジャー通算113試合に登板し、2勝5敗15ホールド、防御率5・77


オリックス

中村勝投手(30=元日本ハム)

育成契約。年俸は600万円で、背番号は121。09年ドラフト1位で日本ハムに入団。14年には先発として8勝をマーク。日本ハム時代の17年7月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、18年に実戦復帰。19年は1軍登板1試合に終わり、戦力外通告。20年はオーストラリアでプレー。21年はメキシカンリーグのグアダラハラ・マリアッチスでプレーし、9試合で8勝0敗、防御率3・25を記録。最多勝と最高勝率のタイトルを獲得し、最優秀投手にも輝いた

福良GM(左)とグータッチする育成選手として契約した中村勝
福良GM(左)とグータッチする育成選手として契約した中村勝

ブレイビック・バレラ内野手(29=ブルージェイズ)

背番号4。一塁や二塁、三塁、外野の守備にも就けるユーティリティープレーヤー。今季ブルージェイズでは39試合に出場し、2割5分3厘、1本塁打、15打点。今季3Aでは41試合に出場して打率3割1分3厘。スイッチヒッター

◆ブレイビック・バレラ 1992年1月8日生まれ、ベネズエラ出身。10年からカージナルス傘下でプレー。17年にMLBデビュー。メジャー通算93試合出場で打率2割3分6厘、2本塁打、29打点。マイナーでは1042試合に出場し、通算打率3割を記録したコンタクト率が魅力。180センチ、86キロ。右投げ両打ち


ジェシー・ビドル投手(30=ブレーブス)

背番号69。10年フィリーズにドラフト1位指名された196センチ左腕で、救援タイプ。今季はメジャーで8試合、3Aで32試合に登板

◆ジェシー・ビドル 1991年10月22日、米ペンシルベニア州生まれ。10年にフィリーズからドラフト1巡目(全体27位)指名。メジャー通算99試合に全て救援登板し6勝2敗1セーブ13ホールド、防御率5・07。スライダー、カーブ、ツーシームを駆使する。196センチ、99キロ。左投げ左打ち


ジェイコブ・ワゲスパック投手(28=ブルージェイズ傘下3A)

背番号58。198センチから繰り出す直球を武器とする右腕で、今季3Aでは7勝2敗、防御率2・86

◆ジェイコブ・ワゲスパック 1993年11月5日、米ルイジアナ州生まれ。15年からフィリーズ傘下でプレー。19年にブルージェイズでメジャーデビューし、通算27試合(先発13試合)で5勝5敗、防御率5・08。制球力が武器の先発型右腕。198センチ、106キロ。右投げ右打ち


ソフトバンク

タイラー・チャトウッド投手(32=前ジャイアンツ)

米国出身で11年メジャーデビュー。16年にはロッキーズで先発投手として12勝を挙げた。メジャー通算52勝。21年はブルージェイズとジャイアンツでプレーし、救援で32試合に投げ1勝3敗1セーブ、防御率5・63

◆タイラー・チャトウッド 1989年12月16日、米国生まれ。08年の米大リーグドラフト2巡目でエンゼルスから指名されプロ入り。11年にメジャーデビュー。12年からはトレードでロッキーズに移り、16年に先発として自己最多12勝をマークした。18年に移籍したカブスではダルビッシュと同僚だった。21年はブルージェイズでプレーし、シーズン途中からはジャイアンツでプレー。右投げ右打ち。180センチ、91キロ


又吉克樹投手(31=前中日)

FAで獲得。背番号14。推定で4年総額7億円

◆又吉克樹(またよし・かつき)1990年(平2)11月4日生まれ、沖縄県出身。西原-環太平洋大-四国IL・香川を経て13年ドラフト2位で中日入団。1年目の14年から5年連続40試合以上登板など、救援陣の柱として活躍。181センチ、74キロ。右投げ右打ち

入団会見で背番号「14」の入ったユニホームを着用し笑顔を見せる又吉克樹(2021年12月18日撮影)
入団会見で背番号「14」の入ったユニホームを着用し笑顔を見せる又吉克樹(2021年12月18日撮影)

藤井皓哉投手(25=元広島)

育成契約。推定年俸550万円、背番号157。今季は四国IL高知所属。おかやま山陽から14年ドラフト4位で広島へ入団した最速152キロ右腕。通算14試合に登板し、1勝0敗、防御率7・94。20年オフに広島を戦力外となり、今季は四国IL高知に所属。5月9日のソフトバンク3軍戦(タマスタ筑後)では10奪三振でノーヒットノーランを達成した。通算22試合に登板し、2完封含む3完投で11勝3敗、防御率1・12


コリン・レイ投手(31)

再入団。家庭の事情で8月に退団。その後は米ブルワーズとマイナー契約を結んでいた。マルティネスが退団するなど、先発投手の補強が急務で再入団の運びとなった。7月中旬まで先発で6試合に登板、3勝1敗、防御率2・03


フレディ・ガルビス内野手(32)

メジャー通算109本塁打のスイッチヒッター。2年契約で背番号は3。遊撃と二塁を中心に内野の全ポジションをこなすユーティリティーでもある

◆フレディ・ガルビス 1989年11月14日生まれ、ベネズエラ・プントフィホ出身。06年にフィリーズと契約し、12年にメジャーデビュー。14年のオープン戦で、ヤンキースに移籍した田中将大に渡米後初の本塁打を見舞う。メジャーでは主に遊撃や二塁を守った。MLB通算1102試合、966安打、打率2割4分6厘、109本塁打、426打点。178センチ、86キロ。右投げ両打ち

ブルージェイズ時代のフレディ・ガルビス(2019年6月17日撮影)
ブルージェイズ時代のフレディ・ガルビス(2019年6月17日撮影)

マルコ・シモン外野手(17)

育成契約。ドミニカ共和国出身で、プロ野球契約はソフトバンクが初めて。背番号は144に決まった。右投げ右打ちで身長185センチ、体重79キロ


アレクサンダー・アルメンタ投手(17)

育成契約。メキシカンリーグのキンタナロー・タイガースに所属した左腕。21年シーズンは2試合に登板して0勝0敗、4イニングを無失点に抑えている。185センチ、79キロ。背番号は135


マイロン・フェリックス投手(21)

育成契約。ドミニカ共和国出身の右腕。プロ契約はソフトバンクが初めて。190センチ、81キロ。背番号は141


フランケリー・ヘラルディーノ内野手(16)

育成契約。ドミニカ共和国出身でプロ契約はソフトバンクが初めて。16歳で入団は球団史上最年少。右投げのスイッチヒッターで、183センチ、73キロ。背番号は146


巨人

マット・シューメーカー投手(35=前ツインズ)

背番号は99で、推定年俸は1億5000万円。豊かなひげがトレードマークの右腕で通算46勝。13年にエンゼルスでメジャー初昇格。翌14年に球団新人記録となる16勝を挙げると先発陣に名を連ね、18年にはエンゼルス大谷と開幕ローテーションを形成した。19年からブルージェイズに所属。昨季はツインズに移籍し、メジャー16試合で3勝8敗。昨年8月に自由契約となり、シーズン終盤はジャイアンツ3Aで過ごしたが、チェンジアップなどの変化球を軸とする巧みな投球術が魅力で、先発の一角に期待される

◆マット・シューメーカー 1986年9月27日、米ミシガン州生まれ。08年にエンゼルスとドラフト外で契約。13年初昇格。14年に16勝4敗、防御率3・04を記録しエ軍の新人勝利記録を更新。新人王投票2位。同年オフに日米野球で来日。ブルージェイズ、ツインズを経て昨季はツ軍とジャイアンツの傘下3Aでプレー。メジャー通算128試合で46勝41敗、防御率4・24。直球平均92マイル(約148キロ)、球種は主にスライダーとスプリット。188センチ、102キロ。右投げ右打ち


グレゴリー・ポランコ外野手(30=前ブルージェイズ3A)

背番号は「23」。単年契約で、推定年俸は2億5000万円。ドミニカ共和国出身で、左投げ左打ちの外野手。14年にパイレーツでメジャーデビュー。15年にスタメンに定着すると153試合で打率2割5分6厘、22本塁打、27盗塁と活躍。16年には17年から5年総額3500万ドル(約38億5000万円)での契約延長を勝ち取った。17年WBCではドミニカ共和国代表として大会ベストナインに値する「オールWBCチーム」に選出された。メジャー8年間で通算823試合に出場して打率2割4分1厘、96本塁打、362打点、98盗塁

◆グレゴリー・ポランコ(Gregory Polanco)1991年9月14日、ドミニカ共和国サントドミンゴ生まれ。09年パイレーツと契約。14年にメジャー初昇格。15年にはレギュラーを獲得し27盗塁。17年WBCでは全体2位の打率5割7分9厘でベストナイン外野手に選出。21年8月に自由契約となり、同31日にブルージェイズとマイナー契約。196センチ、109キロ。左投げ左打ち


マット・アンドリース投手(32=前マリナーズ)

背番号29。エンゼルス時代には大谷と同僚で、今季はレッドソックス、マリナーズでプレー。大リーグ通算28勝

◆マット・アンドリース 1989年8月28日、米カリフォルニア州生まれ。11年ドラフト3巡目(全体112位)でパドレス入団。レイズ移籍後の15年にデビュー。18年途中にダイヤモンドバックス移籍。同年オフに日米野球の一員として来日。エンゼルスを経て今季はレッドソックスとマリナーズでプレー。今季年俸は185万ドル(約2億400万円)。188センチ、98キロ。右投げ右打ち


アダム・ウォーカー外野手(30=前米独立リーグ)

背番号44。米独立リーグのアメリカン・アソシエーション・リーグのミルクマンに所属。メジャー未経験も、今季は打率3割2分、33本塁打、101打点。本塁打王を獲得し、2年連続でリーグMVP。12年ドラフト3巡目、全体97番目の指名でツインズ入団。196センチ、104キロの右打ちの大型外野手で両翼を守る


勝俣翔貴内野手(24=前オリックス)

育成契約。推定年俸750万円、背番号005


鈴木優投手(24=前オリックス)

育成契約で背番号は「068」(オリックス時代は68)。推定年俸500万円

◆鈴木優(すずき・ゆう)1997年(平9)2月5日、東京都生まれ。雪谷3年夏は東東京大会8強。14年ドラフト9位でオリックス入団。15年9月30日の西武戦で1軍デビュー。通算27試合で1勝3敗1セーブ、防御率7・91。今季は11試合で0勝0敗、防御率9・00。181センチ、83キロ。右投げ右打ち


日本ハム

古川侑利投手(26=前巨人)

育成契約。推定年俸550万円で背番号116。12球団合同トライアウト参加。参加投手最速タイの149キロをマークし視察した新庄ビッグボスにアピール

12球団合同トライアウトで登板する巨人古川(2021年12月8日撮影)
12球団合同トライアウトで登板する巨人古川(2021年12月8日撮影)

アリスメンディ・アルカンタラ内野手(30=前ジャイアンツ)

背番号6。メジャー通算167試合に出場し11本塁打39打点。右投げ、両打ちで身長178センチ、体重77キロ。新庄監督は「第一印象はスワローズにいたホージーかな。打ち方、ちょっと似てない? アメリカでは三振が多いけど、全然そんなふうに見えないんだよね。ホームランも打つけど、二塁打とかをちゃんと稼いでいくタイプかも。少し前までは盗塁も結構していたし、日本ではガンガン走ってほしいな。スイッチというのは面白い。左打席の方がしっくりきているのかな。何より大きいのは、ショートもセカンドも守れること。守りをおろそかにしないバッターは『今のファイターズに欲しい野手ランキング』の上位にいけるもんね! 彼が早く日本の野球に慣れるよう、手助けすることがBIGBOSSの仕事。楽しみでしかない!」


ジョン・ガント投手(29=前ツインズ)

背番号42。193センチ、90キロの右腕。メジャー通算24勝。今季はカージナルスで25試合登板(先発14)で4勝6敗、防御率3・42。ツインズに移籍後は14試合登板(先発7)で1勝5敗、防御率5・61。新庄監督は「これ、本当にウチに来てくれるの? すごいピッチャーだね。YouTubeで彼の映像見て、思わず『いいね!』押しちゃいそうになったよ。印象に残ったのは、やっぱりシンカーかな。チェンジアップもすごい、というか面白い動きするね。球種2つが一級品なら、もうそれで十分でしょ」。異例のダメ出しも1つ、あった。「映像では髪、長いね。切らないでこのままいけばいいのに。え、もう切っちゃったの? もったいないな。個性は大事にした方がいいよね」と、お小言もあったが「ガント、先発ローテに入って、かなりの力発揮してくれるんじゃないかと、ほんとに期待しかない!あとは彼が実力を思い切り発揮できるように、環境を整えるのがBIGBOSSの仕事です」


コディ・ポンセ投手(27=前パイレーツ)

背番号45。1年契約で推定年俸1億円プラス出来高。最速150キロ超右腕。19年に開催された国際大会「プレミア12」に米国代表として出場。新庄監督は球団を通じて「いけるね!これは面白い。背がデカいねー。ストレートの伸びだけみれば、まぁ日本人でも慣れてきたら捉えちゃうだろうけど、このカットボールをうまく意識して投げたらメチャクチャ武器になるね。スライダーも低めにきっちりいけそうだな。ツーシームとかチェンジアップ、カーブもあって球種も豊富なんだね。クローザーっていうイメージはそんなに湧かないけど、先発・リリーフのどちらも十分いける。強気にインコースをガンガン攻めていく気持ちを持ってもらえれば、楽しみでしかない。あとは、ケガだけないように。ケガしちゃったら、タダの人だからね。期待できるよ!」とコメント

◆コディ・ポンセ 1994年4月25日、米カリフォルニア州ポモナ生まれ。15年ドラフト2巡目(全体55位)でブルワーズ入団。19年パイレーツ移籍。20年8月初昇格。メジャー通算20試合(先発5)で1勝7敗、防御率5・86。3A通算19試合(先発12)で2勝7敗、防御率4・86。198センチ、116キロ。右投げ右打ち


レナート・ヌニエス内野手(27=前ブルワーズ)

背番号5。1年契約で推定年俸は1億8000万円プラス出来高払い。メジャー通算56本塁打の大砲。マイナーでも通算156本塁打。16年にアスレチックスでメジャーデビュー。今季はタイガースでプレーし、メジャーでは14試合出場で4本塁打をマーク。新庄監督は「ヌニエス。彼は打つよ。持ってるよ」と期待。

◆レナート・ヌニエス 1994年4月4日生まれ、ベネズエラ出身。10年にアスレチックスと契約。16年メジャーデビュー。レンジャーズを経てオリオールズに移籍し、19年には151試合に出場して31本塁打、90打点、打率2割4分4厘と中軸を担った。今季はタイガースで14試合に出場。メジャー通算は打率2割4分5厘、56本塁打、154打点。185センチ、99キロ。右投げ右打ち。


阪神

渡辺雄大投手(30=前ソフトバンク)

育成契約で背番号は「128」

育成契約で阪神に入団した渡辺(球団提供)
育成契約で阪神に入団した渡辺(球団提供)

カイル・ケラー投手(28=前パイレーツ)

推定年俸110万ドル(約1億2100万円)で単年契約とみられる。背番号42。193センチの最速157キロ右腕でスアレスに代わる守護神候補。今季は中継ぎで32試合に登板。33回1/3のイニング数を超える36奪三振とピンチで三振が奪えるのも強みだ。身長193センチから最速157キロの直球と鋭く速く大きく曲がるパワーカーブを投げる

◆カイル・ケラー 1993年4月28日生まれ、米ルイジアナ州出身。サウスイースタンルイジアナ大から15年ドラフト18巡目でマーリンズと契約。19年にメジャー昇格。メジャー通算44試合はすべて救援登板で1勝1敗、防御率5・83。193センチ、92キロ。右投げ右打ち


アーロン・ウィルカーソン投手(32=ドジャース傘下3A)

推定年俸65万ドル(約7280万円)。背番号は52。19年まで3シーズンでメジャー経験した右腕。メジャーでは1勝のみだが、マイナーでは通算55勝を記録している。直球は145キロ前後と派手さはないが、安定した制球力が持ち味。今季はドジャース3Aで23試合に登板し8勝5敗、防御率3・86

◆アーロン・ウィルカーソン 1989年5月24日、米テキサス州生まれ。独立リーグから14年にレッドソックスと契約。16年ブルワーズ移籍、17年初昇格。昨オフに台湾・楽天と契約するも家族の事情により渡航できず今年3月に契約解除。その後ドジャース傘下3Aでプレーし23試合(先発19)で8勝5敗、防御率3・86。メジャー通算14試合(先発3)で1勝1敗、防御率6・88。188センチ、104キロ。右投げ右打ち

阪神が獲得を発表したアーロン・ウィルカーソン(球団提供)
阪神が獲得を発表したアーロン・ウィルカーソン(球団提供)


西武

バーチ・スミス投手(31=前アスレチックス傘下FA)

背番号54。1年契約で年俸は6500万円(推定)。メジャー通算102試合に登板し、5勝11敗1セーブ5ホールド、防御率6・03。21年は31試合に登板し、1勝1敗4ホールド、防御率5・40。193センチ、102キロの右腕。11年のMLBドラフト14巡目(全体443位)でパドレスから指名され、オクラホマ大からプロ入り。その後、ロイヤルズ、ブルワーズ、ジャイアンツ、アスレチックスなど複数の球団を渡り歩いていた。渡辺久信GMは「先発として期待しています。スミス投手本人も先発で勝負したいという気持ちがあります。先発ローテーションに入って、リーグ優勝に貢献してほしいと思います」と起用法に言及


ジャンセン・ウィティ内野手(31=前マリナーズ傘下FA)

背番号33。呼称は「ジャンセン」。メジャー未経験も、今季3Aで打率2割9分9厘、19本塁打。守備は遊撃以外の内野に加え、外野も守れるユーティリティー。さらに敗戦処理ながら公式戦で7試合に登板した“二刀流”で、今季のチームMVPに輝いた。13年にレッドソックスからドラフト指名を受け、傘下のマイナーリーグでメジャー昇格を目指してきた苦労人。当時は月給1600ドル(約17万6000円)程度で、副業で木製アートを制作・販売したこともあるという。渡辺久信GMは「広角に打てる中距離ヒッターで、コンタクト能力にたけた選手です。内野も外野も守れるオールラウンダーとして、ぜひ日本で成功を収め活躍してほしいと思っています」


ボー・タカハシ投手(24)

背番号42。ブラジル出身で中継ぎ起用の方針。17年WBC予選ではブラジル代表として登板した。日系3世でルーツは日本に持っており「日本に住む親戚に会うことも楽しみです」。今季はレッズ傘下3Aでプレーし3勝7敗、防御率4・45。シーズン途中に韓国リーグのKIAへ移籍し、1勝2敗、防御率4・18


ブライアン・オグレディ外野手(29=前パドレス)

1年契約で推定年俸は8000万円。背番号30。19年にレッズでメジャー初昇格。昨季はレイズへ移籍し、今季はパドレスでダルビッシュの同僚としてプレー。3年連続メジャーで本塁打をマークしている。今季3Aでは打率2割8分1厘、15本塁打、10盗塁、出塁率3割6分6厘と安定した成績をマーク。左打ちでパンチ力のある打撃に加え、走塁面でも期待でき渡辺久信GMは「タイプ的には中距離ヒッターですが1発の魅力もあります。ライオンズでは外野の一角を担い、チームの優勝に貢献してほしいと思います」とコメント。また守備は両翼だけでなく中堅もこなし一塁も守れるため、指名打者も含め打線を組み替えながら起用することができる


ディートリック・エンス投手(30=前レイズ)

17年にツインズでメジャーデビューの左腕。その後はマイナーを渡り歩き、今年8月にレイズで4年ぶりのメジャー登板を果たした。今季は9試合登板で2勝2セーブ1ホールド、防御率2・82。3Aでは8勝2敗の成績を残した。最速156キロの力強い直球に加えカーブ、カットボール、チェンジアップなど変化球も多彩。背番号は75

◆ディートリック・エンス 1991年5月16日、米イリノイ州生まれ。12年ドラフト19巡目(全体609位)でヤンキースと契約。17年途中にツインズに移籍し、同年8月に初昇格。その後パドレス、マリナーズの傘下を経て、今季レイズで4年ぶりにメジャー登板。メジャー通算11試合で2勝0敗2セーブ、防御率3・42。185センチ、95キロ。左投げ左打ち


広島

ニック・ターリー投手(32=前ホワイトソックス傘下3A)

契約金10万ドル(約1100万円)、年俸65万ドル(約7300万円)。背番号68。08年にヤンキースから指名されプロ入り。ツインズに加入した17年にメジャーデビュー。193センチ、104キロの中継ぎタイプの大型左腕。メジャー通算35試合に登板し、0勝5敗、3ホールド、1セーブ、防御率7・78。マイナー通算は219試合に登板し、53勝51敗、8ホールド、7セーブ、防御率3・51。


ライアン・マクブルーム内野手(29=前ロイヤルズ)

今季3Aオマハで32本塁打を記録した長距離砲。契約金3300万円(30万ドル)、年俸7700万円(70万ドル)プラス出来高。背番号10。190センチ、99キロ、左投げ右打ち。一塁のほか外野も守る。13年ドラフト14巡目でブルージェイズに入団。19年にロイヤルズでメジャーデビューし、23試合に出場、打率2割9分3厘を残した。20年にはメジャー初本塁打も記録。今季は7試合8打数2安打に終わるも、3Aで打率2割6分1厘、32本塁打、88打点を残した。メジャー通算66試合、打率2割6分8厘、6本塁打、16打点。


ドリュー・アンダーソン投手(27=前レンジャーズ)

契約金は3300万円(30万ドル)、年俸7700万円(70万ドル)プラス出来高。背番号42。190センチ、93キロの右腕で、12年ドラフト21巡目でフィリーズから指名された。17年にメジャーデビュー。20年のホワイトソックスをへて、今季はレンジャーズでプレーした。今季9試合(先発1)登板で1勝1敗、防御率3・27だった。メジャー通算は19試合登板(先発2)、1勝3敗、防御率6・50。最速155キロの直球にスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを操る。


中日

岩崎翔投手(32=前ソフトバンク)

FA又吉の人的補償で獲得。背番号は又吉が付けていた16

中日の球団旗の前でポーズを決める岩崎翔(2022年1月6日撮影)
中日の球団旗の前でポーズを決める岩崎翔(2022年1月6日撮影)

大嶺祐太投手(33=前ロッテ)

育成契約で背番号は211


ギジェルモ・ガルシア外野手(21)

育成契約。キューバ出身。182センチ、106キロの左のパワーヒッターで、昨年の同国リーグのプレーオフでMVPに輝き、今年のU23W杯メキシコ大会で同国代表


フランク・アルバレス投手(22)

育成契約。キューバ出身。192センチ、92キロの最速152キロ右腕でスライダーとチェンジアップを武器にする。東京五輪米大陸予選とU23W杯の同国代表


ヤクルト

アンドリュー・スアレス投手(29=前LGツインズ)

1年契約で、年俸は80万ドル(約8800万円)プラス出来高払い。背番号50。150キロ前後の直球を武器に、スライダーやチェンジアップ、カーブを織り交ぜる先発左腕。18年は大リーグ・ジャイアンツで29試合に登板し、7勝を挙げた。今季韓国プロ野球・LGツインズに入団。23試合に登板し、10勝2敗、防御率2・18。合計115回1/3で126奪三振と空振りが取れる


アンドリュー・ジョーダン・コール投手(29=前ブルージェイズ)

登録名はA・J・コールで年俸は80万ドル(約8800万円)。背番号63。米国出身で右投げ右打ちの投手。193センチ、105キロの体格から、小気味よく曲がる多彩な変化球を繰り出す投手。メジャー7年間で通算109試合に登板し、14勝10敗4セーブ、防御率4・51。208奪三振は投球回(205回1/3)を上回る。メジャーでは18年を最後に先発登板がないが、ヤクルトは先発起用を想定する見込み


楽天

クリス・ギッテンス内野手(27=前ヤンキース)

背番号42。今季ヤ軍でメジャー16試合に出場し、打率1割1分1厘、1本塁打、5打点

◆クリス・ギッテンス 1994年2月4日、米テキサス州生まれ。14年ドラフト12巡目(全体362位)でヤンキース入り。18年に2AでMVP受賞。今年6月5日のレッドソックス戦でデビュー。3Aでは45試合で打率3割1厘、14本塁打、44打点。守備は一塁のみ。193センチ、113キロ。右投げ右打ち


西川遥輝外野手(=前日本ハム)

背番号6。推定年俸8500万円。今季130試合に出場し打率2割3分3厘、3本塁打、35打点。24盗塁をマークし、4度目の盗塁王に輝いた

◆西川遥輝(にしかわ・はるき)1992年(平4)4月16日、和歌山県紀の川市生まれ。智弁和歌山では甲子園に4度出場。10年ドラフト2位で日本ハム入団。盗塁王4度。通算盗塁成功率8割4分7厘は、300盗塁以上の選手で歴代1位。ベストナイン2度(16、17年)ゴールデングラブ賞4度(17~20年)。181センチ、79キロ。右投げ左打ち


川島慶三内野手(38=前ソフトバンク)

背番号22。長崎出身で九州国際大から05年大学・社会人ドラフト3巡目で日本ハム入団の右打者。ヤクルト、ソフトバンクと渡り歩き今季は56試合に出場し、打率2割3分9厘、2本塁打、11打点。通算では874試合で打率2割5分2厘、37本塁打、179打点


釜元豪外野手(28=前ソフトバンク)

育成契約で背番号122


ホセ・マルモレホス内野手(28=前マリナーズ)

背番号12。ドミニカ共和国出身のマルモレホスは左投げ左打ちの長距離砲。一塁と外野を守れ、昨年マリナーズでメジャーデビューした。今季は41試合に出場し打率1割6分、4本塁打、12打点。メジャー2年間で通算76試合に出場し、打率1割8分3厘、10本塁打、30打点を残した。今季3Aでは打率3割3分8厘で首位打者を獲得し、26本塁打をマーク。強打者の指標となるOPSで1・111と脅威の数字を残している


DeNA

大田泰示外野手(31=前日本ハム)

背番号0。推定年俸は5000万円


藤田一也内野手(39=前楽天)

10年ぶりの古巣復帰。推定年俸1800万円。背番号3


ブルックス・クリスキー投手(27=オリオールズFA)

最速158キロ、平均153キロという直球に落差の大きなスプリットが主な武器の右腕で、救援候補として期待。20年にヤンキースでメジャーデビュー。今季途中にオリオールズに移籍。12試合で2勝1敗、防御率14・29。3Aでは25試合で1勝1敗1セーブ、防御率3・68。3Aでは29回1/3で43三振と奪三振率は13・2。メジャーでも2年間通算15回で19三振の奪三振率11・4と、非常に多く三振を取る。制球にはやや難があり、7月22日のレッドソックス戦では延長10回にMLBタイ記録の1イニング4暴投でサヨナラ負け

◆ブルックス・クリスキー(Brooks Kriske) 1994年2月3日、米国生まれ。パームデザート高から南カリフォルニア大をへて、16年ヤンキース入団。今季途中にオリオールズへ移籍。190センチ、86キロ。右投げ右打ち


ハンセル・マルセリーノ投手(19)

育成契約。ドミニカ共和国出身。191センチ、82キロで右投げ右打ち。セントルイスカージナルス高から米大リーグのカージナルスに入団。19年にルーキーリーグで10試合に登板し、0勝0敗0セーブ、防御率5・25。12回を投げ12安打1本塁打13四球3死球11三振で8失点、自責点7だった。メジャーでの登板経験はない