リーグ最多17失策の阪神中野拓夢内野手が、整備スタッフと一体となってミス撲滅を目指す。秋季練習初日は甲子園でランニングを行った後、阪神園芸・甲子園施設部長の金沢健児氏(54)と話し込んだ。その中身について「グラウンドの状況というのも常に確認しておかないといけないこと。そういった面でお話しさせていただいています」と明かした。

大先輩の金言も身に染みた。今季限りで現役引退した鳥谷氏がCSファーストステージ巨人戦のテレビ中継にゲスト解説で出演した際、「阪神園芸さんと話をしてグラウンドを同じ状態にしてもらうことも大事」と自身の経験を元にアドバイスを送っていた。その内容をネットニュースで確認した中野も、日ごとに変わるグラウンド状態を熟知する必要性を再確認。「グラウンドが軟らかいとか硬いだったり、聞くことで準備できる。これからも怠らずに聞いていきたい」と今後も“取材”を重ねていく。