オリックスが宗佑磨内野手(25)の2ランで逆転した。

0-1の6回1死一塁。ロッテ岩下の浮いたフォークを完璧にとらえ、右翼席に運んだ。ベンチに戻るとナインと飛び跳ねながらハイタッチを交わした。

「後ろにはマサさん(吉田正)がいましたし、何とか走者を進めて、塁に置いた状態で回そうと思っていた。最高の結果になってめちゃくちゃうれしいです」と興奮気味だった。

岩下はこの直前にベンチに下がって簡単な治療を受けてマウンドに戻った。宗はその初球を狙いすましたように強振した。オリックスは前日11日も、ロッテ先発美馬が負傷交代した直後の初球に、杉本が決勝2ランを打ち込んでいた。

宗は10月12日、同じ京セラドーム大阪でのロッテ戦でもAクラスを確定させる劇的な同点2ランを放っていたが、それを思い起こさせるシーンだった。

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