ヤクルト奥川恭伸投手(20)が、「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」の最優秀選手賞に輝いた。第1戦に先発し、6安打9奪三振で巨人打線を封じ、98球で完封。チームに勢いをもたらした。「みなさんの力があってのことなので、うれしいですけど、これから日本シリーズもありますので、ベストを尽くせるように頑張ります」と前を向いた。

日本シリーズでも第1戦で先発することが有力。飛躍の1年となった集大成の投球を心がける。「しっかり攻めて、自分の持ち味を発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。

第1戦、第2戦とお立ち台に上がった塩見はMVPを確信していた様子。マウンドに選手たちが一列に並び、最優秀選手賞に奥川の名前が呼ばれた瞬間、隣の村上とともにその場に崩れ落ちた。

▽ヤクルト塩見(CSファイナル打率4割もMVP獲得ならず、表彰式でずっこけ)「正直、半々くらいかなと思っていたけど、全然違ったみたいです。(奥川は)すごいに尽きる。すごすぎてうらやましい」

▼20歳の奥川がMVP。CSファイナルSでは07年ダルビッシュ(日本ハム)の21歳を抜き、両リーグを通じて最年少MVPとなった。

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