日本野球機構(NPB)は15日、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議と臨時12球団代表者会議を開いた。来季から動員100%を目指すが、専門家から当面はワクチン検査パッケージを併用しての上限撤廃の実施を提言された。今季は無観客だった春季キャンプも政府方針に従い、有観客への移行を検討する見通しだ。井原事務局長は「先生方からは今が安定しているからといってノーガードはダメだと。ワクチン検査パッケージを取り入れ、安心安全な仕組みをつくりシーズンにつなげてほしいというご意見でした」と話した。

政府から11月下旬にも大規模イベントでの人数制限が撤廃される方針だ。プロ野球は日本シリーズは上限50%の動員を維持。ワクチン検査パッケージを活用した技術実証を第1、3戦に行い、上限50%にプラスして5000~1万人程度を増員する。Jリーグは12月4、5日に最終節を控えるが村井チェアマンは「(政府の)基本的対処方針を受けて決めていくということで、まだ決めていない」と話すにとどめた。