オリックス宮城大弥投手(20)が8回にヤクルト打線につかまり、先制を許した。7回2/3を投げ、5安打7奪三振1四球1失点で降板した。「少し荒れてしまっていた部分もありましたが、全体的には投げている感覚も良かったですし、バランスの取れたピッチングができていたと思います」。

球数が100球に到達した8回。1死からこの試合初めての四球で走者を出した。2死一塁から塩見泰隆外野手(28)に左前打を浴び、2死一、二塁とピンチが広がった。青木宣親外野手(39)に1ボールから内角の直球で詰まらせたが、中前に落とされ、二塁走者に先制のホームを踏まれた。宮城はここで降板となった。「最後(8回)、粘りきれずに打たれてしまったところが悔しいですし、その前の四球が響いてしまったんだと思います」。

6回1死までパーフェクト投球だった。6回1死から西浦直亨内野手(30)に外角低めの変化球を中前にはじき返しされ、この試合初めて走者を背負った。坂口智隆外野手(37)にもフルカウントから左前打を許し、1死一、二塁のピンチを招いたが後続を打ち取り、好投を続けていた。

宮城はクライマックスシリーズ・ファイナルステージで登板機会がなく、この日がポストシーズン初登板だった。

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