DeNA神里和毅外野手(27)が23日、横浜市内で契約更改交渉に臨み、年俸5200万円から420万円ダウンの4780万円でサインした。「悔いしか残らないシーズンだった。今年はチャンスだと思っていたが、結果を出さなきゃと思っていたが、キャンプから全然うまくいかなくて。焦って、フォームも変えたりして、1年間フォームを固めきれずに勝負できなかった」と振り返った。昨オフに1番中堅だった梶谷隆幸が巨人に移籍し、後釜として期待されていた。

チームが今季初勝利をつかんだ試合でのダイビング捕球や満塁本塁打など、派手な活躍を見せた場面もあった。それでも「たまに打ったりはしていたが、たまたまというか。納得がいく感じではなく、常に不安な気持ちのままだった」と心境を明かした。

昨年は打率3割8厘だったが、今季は1割9分1厘と打撃の確実性を欠いた。118打席で49三振(三振率4割1分5厘)は、本来の姿とはかけ離れていた。「代打での出場が多くて、どんどん振っていかないといけない。結果を出さないと使ってもらえない。いろんなボールにがっついていた。もっと冷静になればボール球を振らなかったと思う。気持ちの面で冷静にいられなかった」と反省を口にした。来季は「塁に出ると生きるタイプだと思う。三振を減らして、なんとか転がして内野安打も狙っていきたい」。チーム有数の俊足を生かす打撃を狙う。(金額は推定)