慶大の史上5校目となる年間4冠(春、秋リーグ戦、大学選手権、明治神宮大会)はならなかった。

2回までに4点を先制。だが4回以降、中央学院大に猛追され、6回までに反対に4点ビハインドを負った。

7回、8回で計3点を返し、1点差に追い上げた。9回も2死一、三塁をつくったが、そこまで。激闘の末、敗れた。

堀井哲也監督(59)は「責任は私にあります。途中の失点は、私が試合展開を読めなかった。選手はよくやってくれた。春から、ここまでよく頑張ってくれた。それが素直な気持ちです」と話した。

福井章吾主将(4年=大阪桐蔭)は「監督は『監督の責任』とおっしゃいましたが、捕手が責任を負うべき点がいくつかあったと反省しています。悔しい気持ちと、4冠という偉業に対して、簡単じゃないと再認識しています」と潔く振り返っていた。