関東5連盟第1代表の中央学院大(千葉県大学野球)は、最大4点差をひっくり返す逆転劇で初の日本一に輝いた。

1点差まで迫っていた6回。1死満塁の好機で、2番の武田登生主将(4年=)が左中間へ逆転3点適時二塁打を放つなど、一気に5点を奪った。その後は慶大の粘り強さに1点差まで詰め寄られた、最後の打者を右飛に打ち取った。ナインはマウンド上で歓喜の輪を作り、笑顔で喜んだ。

整列が終わると、古田島成龍投手(4年=取手松陽)が大粒の涙を流しながらスタンドへあいさつに向かった。その古田島を部員たちは大盛り上がりで迎え入れた。菅原悦郎監督(60)は「なんとしても見たかった光景として、グラウンドとスタンドの選手が一体となって喜ぶ。これが見えて最高に幸せです」と力強く話した。

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