NTT西日本（大阪市）が、ソフトバンクのドラフト4位野村勇内野手（24＝拓大）のサヨナラ打で初戦を突破した。

9回に1－1に追い付き、なお1死満塁。「熱くなる場面だったんですけど、（大原）監督に落ち着いて冷静にと言われました」と、平常心で打席に立った。「データじゃない。自分を信じていきました」と甘く入ったチェンジアップを左前へ運び、走者2人をかえした。初出場のエイジェック（小山市）との熱戦を制した。

内外野を守れるユーティリティープレーヤーはプロでは遊撃一本を明言。「ショートで勝負したいと思っています。今はまだまだ実力が足りないんですけど、これから頼れるショートになれるように日々練習していきます」。来春キャンプでA組（1軍）発進が内定している即戦力ルーキーは、不動の遊撃手、今宮に挑む。【只松憲】