日本ハムから自由契約となることが決まっている大田泰示外野手(31)が28日、ニッポン放送のラジオ番組「The Deep」に出演し、心境を明かした。同番組のパーソナリティーを務めるスポーツライター金子達仁氏(55)の質問に答えた。

今後について、現時点で考えていることは「今はフラットですね。まず、どの色のチームでもいいので、ユニホームを着れたらいいかなと思います」と、率直な気持ちを吐露。続けて、来季も日本ハムでプレーしている可能性を問われると、言葉を絞り出した。「どうなんですかね…ファイターズ…。まあ、自分の気持ちとはそぐわないところも当然出てくると思うので。そればっかりは分からないですけども…どうですかね。正直、予想していなかったことなので。いろんな複雑な気持ちはありますけど。本当に、今だから言えるのは、やっぱりファイターズは、やっぱり好きでした」と、過去形で日本ハム愛を表現。「とりあえずは、他のところでという考えではいます」と、現時点では他球団でのプレーを考えていることを明かした。

さらに、金子氏から日本ハムの好きだったところは問われた。「まず、栗山監督との出会い。そしてファイターズファンの皆さんとともに一緒に戦えた。今年と去年はコロナで応援団の方が、球場で応援…ラッパの音や太鼓の音もないですし、ファンの方の声援をなかなか聞くことが出来なかったですけど、ファイターズに入って1年目ですね、サヨナラヒットを打った時の歓声だったり、ファイターズに移っての初ホームランだったり、いろんないい思いをさせてもらいましたし。やっぱり一番に残っているので、ファンの方にね勝った時に球場を一周してハイタッチをする時があるんです。その時に『ファイターズに来てくれてありがとね』って。そのひと言で、本当に報われたというか、今まで野球をやっていて良かったなって。本当に、そういう風に思えたので。本当にファンの皆さんには感謝しています」と、話した。