誘惑に「天草の戦い」だ。DeNA今永昇太投手(28)が来年1月、熊本・天草と高知で初めて自主トレーニングを行う。

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例年は母校の駒大などで練習していたが「自宅から通うのではなく、泊まり込みでしっかりトレーニングしたかった。地方に泊まることで誘惑が消えるし、誘いがあっても『どこそこに来ているので』と断りやすい」。広島高橋樹、ロッテ中村稔、ヤクルト寺島、中日岡野を引き連れ、都会から離れて野球に専念する。

球界での生存をかける。秋季トレーニングで、新任の斎藤隆チーフ投手コーチから「サバイバル・オブ・ザ・フィッテスト」の言葉を受けた。環境に応じて変化したものだけが生き残るという「最適者生存」の意で「すごく自分の中でふに落ちた」。常にチームやリーグの中で自らの位置を確認しながら、レベルアップを求めるという。天草四郎のように固い決意で新年を迎える。【斎藤直樹】