巨人が“二刀流キャンプ”で調整を進める。2月1日に宮崎でキャンプインした後、13日に那覇に移動。27日の打ち上げまでに休養日を除く12日間で9試合の実戦を組み込んだ。

昨季よりも2試合実戦を増やしたことで、投手陣の登板機会を確保すると同時に野手陣も定位置、1軍生き残り争いを展開する。

実戦が立て込むキャンプ後半戦について原監督は「まあ、ツーウェイ的なチームを作ってね。試合数が多く、環境がいいという点では今日は『こっちは練習日』『こっちは実戦』というようなね」と説明。練習組と実戦組を編成し、日替わりで効率よく調整を進める。さらに実戦では打席数を大枠で決め、チーム内の競争をあおっていく。

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練習で得た手応えを実戦で披露し、実戦で出た課題を練習で克服する。サバイバルレースの中で技術向上も促す。「より集中力がいるのではないかと」と原監督。限られたキャンプ期間を余すことなく使い切る。