阪神淡路大震災の記憶や教訓、復興状況などを発信するイベント「第18回神戸震災復興フリーイベント ONE HEART ~繋げよう未来へ~」が震災から27年の17日、神戸市長田区の大正筋商店街で行われた。

参加した阪神OB掛布雅之氏(66)の背番号31にちなんで310食分のカレーの炊き出しがあり、掛布氏のほか池田親興氏(62)中西清起氏(59)仲田幸司氏(57)的場寛一氏(44)山本翔也氏(33)の阪神OB6人がふるまった。

掛布氏は「27年という時が早いなというのが第一印象。コロナですごく大変な時なので忘れがちかもしれないが、次の世代にきっちりと伝えることが我々の役割。何をもって復興なのか、答えはなんだろうというのも感じたが、みなさんすごく笑顔で、元気づけられました。イベントに参加させてもらって感謝しています」と話した。

掛布氏のものまねで知られるタレント松村邦洋(54)も本人と並んでカレーを配布。松村がご飯とカレーをよそって、掛布氏に手渡すという流れだったが、松村がカレーをこぼしすぎるため、見かねた掛布氏が何度も注意。その様子をものまねで再現した松村は「最後の方はカレーイップスになりましたよ」と笑わせた。松村は「コロナで難しい時期だが、早く全部なくなって、人とたくさん触れ合える時間が来てほしい。あいさつと笑顔にスランプはありませんから」と願った。

そのほか、阪神梅野の登場曲も手がけるBigfumi、神戸初のアイドルユニット「KOBerrieS♪」のミニライブも行われた。【柏原誠】