阪神井上広大外野手(20)、及川雅貴投手(20)、遠藤成内野手(20)、藤田健斗捕手(20)が21日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた「成人式記念品授与式」に出席した。井上は「今年の目標はやっぱり2年間、1軍出場も少なかった。今年1軍で結果を出せないと、終わりだという気持ちを持って、自分にハッパをかけてやっていけたらいいなと思います」と力強く決意。昨年ファームで50打点を稼ぎ、打点王に輝いた主軸候補は1軍での活躍を誓った。

及川は昨季、中継ぎでプロ初勝利。今季は先発での勝利を狙う。「去年は中継ぎとして投げさせてもらったが、先発でスタートするということで、開幕ローテーションを目指して、2桁勝利目指してやっていきたいと思います」と意気込んだ。

昨年のファーム日本選手権で最優秀選手賞に輝いた遠藤は「2年間1軍出場がなかったので、今年は絶対1軍出場してチームが優勝できるように貢献していきたい」と気合十分。藤田は「みなさんから慕ってもらえるような人間になれるようにと思っています。野球の面ではまずは2軍でしっかり試合に出て今年は1軍の戦力になれるように頑張っていきます」とハタチの誓いを立てた。

授与式には、百北(ももきた)幸司球団社長(61)も出席。新成人となった選手に「20歳は1つの区切り。社会人としての自覚を持って、またこれを境に、野球周辺のことにも視野を広げていただければと思います。両親や、母校、お世話になった方々に感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張ってください」と言葉を送った。