西武外崎修汰内野手(29)が「スマイルジャパン」に刺激を受けながら急ピッチで調整していく。11日、宮崎・日南市南郷でのA班(1軍)キャンプに合流。すると即シート打撃に入り、センター方向へ鋭い打球を放った。新型コロナウイルス陽性反応が出て、この日がキャンプ初日となったが「活気ある練習をして、少し出遅れてしまったけどその遅れを取り戻したい」と居残りでバットを振った。

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1月は愛媛で自主トレを行い、新打撃フォームを固めてきた。守備でも二塁に加え外野の練習を行い、チーム状況に合わせて対応。「あくまでチームが勝つために、チームが優勝できるように自分がプレーしていくのが一番。対応できるように練習でできる時は練習して、そういう感覚をしっかり養っていかないといけない」と、チームに欠かせない存在として準備。その下地は幼少時代に積み上げた。

地元・青森では弘前実時代に授業で、アイスホッケーやカーリングの経験があった。開催中の北京五輪では、アイスホッケーに注目し「展開だったり、ぶつかる感じや技術がすごい。ゴールの隙間が少ししかないのに、フェイントで膝付かせたり、肩のところ狙ったり。すごいおもしろい」と、史上初の準々決勝進出を決めた女子アイスホッケーから刺激。スキーやスノーボードの経験もあり「5歳ぐらいでいろんなスポーツをやっていたら運動神経がよくなるというのはあると思います」と、球界屈指の身体能力を武器に走攻守で存在感を放っていく。