ビッグボスにはビッグアーチで対抗する。中日立浪監督が16日に初の対外試合となる日本ハムとの練習試合(沖縄・北谷)に臨む。

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4番に指名したのは、将来の大砲候補だ。「4番にします」と3年目石川昂を打線の中心に置く。新監督同士の注目カードで、20歳のスラッガーに初白星を託した。

敵将の新庄監督は派手なパフォーマンスで球界を席巻している。一方で中日歴代最多2480安打を誇る立浪監督はチーム再建にまい進している。現役時代以来の対戦に「久しぶりに会うことになる。日本ハムがどういうチームに生まれ変わっているか楽しみ」と胸を躍らせた。

今季20本塁打を目標に掲げ、ブレークを狙う石川昂も「頑張ります。勝ちたいのが一番」と力を込めた。京田、高橋周らレギュラー陣を温存。根尾、岡林やドラフト2位鵜飼航丞外野手(22=駒大)ら若手を並べる予定だ。指揮官は「アピールしてくれたらレギュラーにも近づくし、1軍にも入ってくる。いまのうちから必死にやる気を見せてもらいたい。勝つ姿勢を作って、明日からやっていきたい」と若手の奮起に期待。必勝態勢で初陣に挑む。【伊東大介】