西武水上由伸投手(23)は「BIGキュービスト」だ。3×3のルービックキューブ。調子がいい時は「30秒あれば完成させることができると思います」という隠れた特技だ。

もともと「手先を使うのが好き」で帝京三高(山梨)時に始めたという。テスト期間中にハマっていたそうで「とにかく全面をそろえたい」との欲が増し、動画を見て練習を重ね、タイムも追求するようになった。「速く完成出来たら充実感があります。1回止まるとだめですね」。

【関連記事】西武ニュース一覧

プロ入り後も思わぬ形で得をした。ロッカールームで平良がルービックキューブをやっていた。そこに通りかかり、貸してもらうと、見事なスピードで完成。すると、たまたま隣で見ていた中村から「(速すぎて)キモいな」と笑顔でツッコまれた。「こんな形で中村さんとコミュニケーションをとれたことがありましたし、そういうキッカケになるものだと思いました」。昨季はデビューから17試合連続無失点のリーグ新記録を樹立した2年目右腕。今季は中継ぎでさらなる活躍が期待される。マウンドでもテンポよく、アウトを「3つ」そろえる。【上田悠太】