プロ3年目の中日石川昂弥内野手(20)が1軍対外試合で初めて本塁打を放った。「7番三塁」で先発し、1点を追う2回2死三塁で、滝中の2球目真っすぐを捉え、逆転の2ランを左翼席上段まで運んだ。

試合前、チームを代表して沖縄・北谷町の北谷ドラゴンズ少年団に球団のオリジナルグッズなどを贈呈。「将来プロ野球選手になりたいと思ってもらえるようなプレーがしたい」と話して臨んだ一戦で、スタンドから応援する球児へビッグなプレゼントを追加した。

22日にキャンプを訪れた通算525本塁打の清原和博氏から助言をもらったばかり。清原氏によれば「打席でのアプローチの仕方、チャンスでの打席の入り方」「初球からしっかり振れるように準備を」という内容で、石川昂は「タイミングを取るのが遅いと言われました。継続中ですが、改めて再認識して練習する」と感謝していた。清原氏と同じ右の大砲候補が「指導」に応えるような1発を見せた。

▽中日立浪監督(石川昂の本塁打に) 素晴らしいホームラン。ずっと悩みながら取り組んできて。結果が出たので当然うれしいでしょう。(課題の直球を打てたことに)たまには打ちますよ(笑い)

▽中日京田(オープン戦2試合連続マルチ安打) 秋からやってきていることが打席でできているので、結果が出ている。