慶大の新入生右腕・前田晃宏投手(慶応)が14日、神宮での躍動を誓った。

広島で活躍した前田智徳氏の次男は高校時代に最速143キロをマークし、変化球はチェンジアップとスライダーを得意とする。制球を軸とした総合力が持ち味で「フィールディングやけん制など、まんべんなく伸ばしてきました。大学では打者のバットを折る球を投げたいです。先輩の橋本達弥さん(3年)のような、終盤のピンチを救える投手になりたいです」と意気込んだ。

当面は昨夏の大会前に故障した右膝と右肩の回復が目標で、ランニングなどのトレーニングを中心に少しずつ投球練習も再開している。堀井哲也監督(60)は「(起用は)まずは心技体がそろってから。個人差があるので、見極めていきたい」と話した。