阪神青柳晃洋投手(28)が開幕投手を断念-。球団は16日、青柳が新型コロナウイルス感染者と濃厚接触の疑いがあるとして、球団の判断で自主隔離すると発表した。

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青柳は16日に受けたPCR検査では陰性で、今後のチーム合流は未定。プロ7年目で自身初の大役をつかみこの日も鳴尾浜で残留調整を続けていた右腕が、開幕9日前にまさかの事態に直面した。

矢野監督にも伝えられ、10日後の25日ヤクルトとの開幕戦(京セラドーム大阪)での登板は無理と判断した。現在、開幕2戦目が濃厚な藤浪らで急きょ代役を立てることとなった。

昨季13勝で最多勝と最高勝率の2冠に輝いた青柳はプロ7年目の今季、自ら開幕投手に立候補していた。矢野監督が11日の中日戦(甲子園)後に初の大役を託したと公表していた。

他球団では、同じく開幕投手を務めるソフトバンク千賀も4日に濃厚接触者疑いがあり、自主隔離となった。千賀は他者と接触せずに自主練習を続け、9日にチームに合流。藤本監督は開幕投手を変更しなかった。

状況は千賀と似ているが、青柳は開幕直前ということもあり、開幕投手から外れることとなった。