西武に先発ローテーションを再編する可能性が出てきた。開幕2カード目初戦の29日日本ハム戦(札幌ドーム)で先発予定だった今井が、右内転筋の張りのため、オープン戦最終戦の21日ヤクルト戦(ベルーナドーム)の先発を回避した。

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ドラフト2位佐藤隼輔投手(22=筑波大)が緊急先発することになり、辻監督は「ちょっと様子を見て。最悪のことも考えながら。明日、明後日どういう状況になるか。ダメな場合は考えてないといけない」と頭を悩ませた。

今井はカード頭を託される予定だった。辻監督も「今年に限っては投げることに関しては、心配していなかったので」と信頼を寄せていたが、検査で炎症が確認され、今後の状態を見極め最終判断を下す。一方で、この日のヤクルト戦では、渡辺が5回を無安打無失点の好投。これでオリックスとの開幕カードは、高橋、ドラフト1位隅田知一郎投手(22=西日本工大)、渡辺で固まった。ファームでは、新外国人ディートリック・エンス投手(30=レイズ)が来日初登板で4回1安打6奪三振と好投。辻監督は「4月頭には大丈夫ということになるでしょう」と、新戦力を含めやりくりしていく。