新庄剛志監督(50)率いる日本ハムが、奇策尽くしも黒星スタートとなった。

それでも8回表まで虎の子を1点を守り続け、初白星まであと1歩に迫った。「面白い試合ができたことは、うれしいし。次は何とか、この逆パターンでいけたらいいかなと思います」と、試合後に振り返った。

【開幕戦】プロ野球開幕!新庄ビッグボス初陣飾れず…8回ソフトバンク・ガルビス逆転満塁弾/ライブ詳細>>

開幕投手に大抜てきされたドラフト8位北山亘基投手(22)が毎回得点圏に走者を許すも2回2安打無失点。初回は2死満塁とピンチを広げたが踏ん張った。新庄監督も「初回。今日の試合の中で一番新人らしい…開幕投手で。頼む、ここをゼロで! おお~って。(手の)第二関節のところ汗かいた。おお~ってなった」と、大役を全うしたルーキーの熱投をたたえた。

打線は4回の先頭、石井一成内野手(27)が、先制の特大の右越えソロで均衡を破った。「ね! 良かった、良かった。完璧でしたよ」。その1点を守るため、北山以降はオープン戦で先発してきた加藤、根本、伊藤が継投。相手打線をかく乱させた。「面白かったでしょ、継投。今日はうまくいかなかったけど、ああいう感じで。ずーっと抑えて1-0でいっていたら面白かっただろうし。たまたま、ああなったけど」と、振り返った。

7回には、明日26日に先発する堀瑞輝投手(23)が登板するサプライズ。2死一、三塁のピンチを背負ったが無失点で切り抜けた。1点リードの8回、杉浦が1死満塁のピンチを招いて交代。7番手の西村が、ガルビスに逆転の満塁弾を浴びた。「ここでまた、西村君を明日先発で使いたいくらい。明日は堀君でいきますけど。こういうところ大事になる」とBIGBOSS。26日の開幕2戦目もファンの想像を超える采配で、公式戦初勝利を目指す。