東都大学野球の春季リーグが2日、史上初の地方開催となる大分で開幕する。前日祭が1日、大分市内で行われた。

出場する選手たちが登壇。昨年、春秋連覇を達成した国学院大・古江空知(そらち)主将(4年=大分商)は故郷でもあり「お世話になった方々にプレーで感謝を伝えたい」と話した。 東都出身で元プロ野球選手の中畑清氏、阿波野秀幸氏、野村謙二郎氏、笘篠賢治氏、清水直行氏、渡辺俊介氏、加藤康介氏、伊藤義弘氏の8人が集合してトークショーが行われ、思い出話で盛り上げた。それぞれの寮生活や、ライバル校への思いなどを告白。渡辺氏は、ファンからの要望でアンダースローのフォームを披露した。

大分県佐伯市出身の野村氏は「大分で開催すると聞いてびっくりしたけど、とてもうれしいです」と歓迎。駒大OBの中畑氏は「大分で開催するのは画期的なこと。選手は見てもらうことで、成長する。大会が成功するのは、球場で声援を送ってもらうことです」と観戦を呼びかけた。

2、3日の開幕節は大分・別大興産スタジアムで開催。開幕カードは、昨年春秋連覇を達成した国学院大が中大と対戦。青学大-日大、駒大-亜大。

2週目以降は神宮球場で行われる。

今季は勝ち点制となり、勝ち点が同数で並んだ場合は勝率で決定する。新型コロナウイルスの影響を考慮し、登録メンバーは1部で25人、2部以下は30人。有観客で開催し、人数制限はない。