巨人のエース菅野智之投手が7回3失点で自身2連勝を決めた。

【関連記事】巨人ニュース一覧

初回の3者連続三振で攻撃陣に流れを呼び込んだ。粘り強い投球でチームを4連勝に導いたが「運良くというか、内容もそこまで良くなかった。今日の展開だったら8回ぐらいまで投げないといけないんですけど、最低限の仕事はできたかな」と冷静。「次は0点で終われるようなピッチングを目指して頑張りたい」と見据えた。参加を志願されて一緒に自主トレを行った阪神藤浪との投げ合いには「もちろん特別な思いはありますけど、彼もこんな結果で終わる男じゃないと思います」と語った。

◆藤浪と菅野の合同自主トレ 今年1月、藤浪が志願する形で菅野主催の沖縄県内での自主トレに参加した。初日にさっそく「投球動作の中で軸足の右足がつぶれてしまう動作が強い」と指摘を受ける。この助言に藤浪は「そこまで(軸足を)意識することはなかった。新しい視点でフォームを見られている。動作、微妙な力の方向性だったり傾きだったり、そういうところをすごく意識されているなと思った」と感服。新球ワンシームの投げ方も授けた菅野は、藤浪の現状に「メンタルも技術面も両方あると思うが、全然なんとかなる」と太鼓判を押した。直接の投げ合いに「ファンの方が待ち望む戦いができれば」と話していた。

▽巨人大城(先発菅野を好リード、1号ソロを含む3安打猛打賞)「あまりヒットが打ててなかったので素直に猛打賞が打ててうれしいです。(菅野は)あまり調子は良くなかったですけど自分のリードで勝利に導きました(笑い)」