法大は、先発の篠木健太郎投手(2年=木更津総合)が1失点で初完投し、先勝した。

この日は最速153キロをマークした直球を軸に、キレのあるカットボール、チェンジアップで14奪三振。早大のドラフト候補、蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)からは3三振を奪った。145球で初完投し「まず初戦でチームに流れを持ってこようと思っていたので、気持ちを出して投げた。流れを持ってくることができて、よかったです」と話した。

開幕1週間前に、加藤重雄監督から「いくぞ」と開幕投手を告げられた。プレッシャーもある役割だが「楽しみで、早く今日にならないかなと待ってました」という強心臓。

0-0で迎えた2回1死、今泉颯太内野手(3年=中京大中京)が先制のソロ本塁打を左翼席に放った。リーグ戦初アーチで「打った瞬間、行ったなという感触だった。後輩の篠木が頑張っていたので、1点先制しようと思っていた。入ってうれしかったです」と振り返った。

篠木、今泉と並んで取材を受けた加藤監督は「オフから順調に練習をやってきて、手応えはあった。よくぞ開幕戦で勝てた。この2人のおかげだと思います」と感謝していた。