中日大野雄大投手(33)が今季初の貯金へ意気込んだ。新型コロナ禍で8~10日のDeNA戦(横浜)が中止になり、12日からの阪神3連戦(バンテリンドーム)で公式戦が再開。11日は本拠地での全体練習で調整した。先陣を切る左腕エースは、トラ退治で立浪竜初貯金をもたらす。

【関連記事】中日ニュース一覧

登板予定だった8日の試合が中止になっても動じない。チームは2カード連続勝ち越しで2度目の勝率5割。阪神3連戦の初戦で勝てば、立浪監督が就任して初の貯金をもたらせる。「特別なことは何もしていない」。週あたまの初戦、火曜日の男になった左腕は重圧もどこ吹く風だ。

数字を追い風にする。19年9月14日阪神戦(ナゴヤドーム)でノーヒットノーランを達成。11年間で阪神戦に通算33試合登板し、15勝8敗。防御率1・87と好相性を誇る。「(阪神)打線をつなげさせていないからだと思う。近本、中野、糸原選手3人が出ても主軸を抑えてそういう成績になった。粘り強く投げるのが大事」。エース左腕が、快投で貯金ロードを勢いづける。【伊東大介】