武蔵大が最速149キロ右腕・松崎公亮投手(2年=聖徳学園)の好投で帝京大を下した。勝ち点を獲得し、日体大と並び首位タイとした。

9回をわずか2安打1失点。1四球でまとめた完投勝利に「ストレートの調子が良かったです。変化球を見せ球にカウントを取って、真っすぐで三振を狙いました」と振り返った。

この日は140キロ台の直球を中心に、スライダー、スプリットなどの変化球を混ぜ、相手打線に的を絞らせなかった。

10日の筑波大戦では大学入学後初の完封勝利を納めていた。2週連続の好投の要因を「ルーティーンを明確化出来たのが大きいと思います」と分析。1週間の練習メニューを固定した。

自分で過ごし方を考えた。「月曜・休み。火曜・軽くキャッチボール。水曜・遠投。木曜・普通のキャッチボール。金曜ブルペン入り、という感じです」。好投した感覚を土日の試合まで維持することが出来るようになったという。

チームはこれで1位タイ。大学初の1部優勝に向け「まずは次の桜美林大を倒して、東海、日体戦につなげられるように。頑張っていきます」と力を込めた。

◆松崎公亮(まつざき・こうすけ)2002年(平14)9月4日、東京都出身。調布シニア時代は控えの外野手。聖徳学園に入学後、投手転向。50メートル走6秒5。遠投110メートル。185センチ、82キロ。右投げ左打ち。