阪神が三重殺を食らいながら勝った。トリプルプレーをされながらの勝利は、大阪タイガース時代の1957年(昭32)7月24日の広島戦(広島)以来、球団では65年ぶり3度目だ。今季水曜日初勝利となった。

阪神が敵の拙守に乗じて着実に加点し、今季2度目の2連勝になった。2回2死二塁で高山の遊撃へのゴロを京田が後逸。適時失策になって、同点に追いついた。3回は先頭西勇の二塁へのゴロを阿部が一塁悪送球で二塁進塁(記録は二塁内野安打と失策)。西勇は勝ち越しの走者になった。5回は1死二、三塁で糸原の遊ゴロの間に生還。貴重な追加点になった。

先発西勇も1回に1点を失ったが、2回以降は立て直して6回1失点。今季2勝目を収めた。中日には今年3連敗中だったが、負の流れを断った。

投打ともに奮闘したが、実は「勝ちに不思議の勝ちあり」だった。1回、阿部に許した先制適時二塁打は落下地点に達していた右翼高山のグラブをかすめたものだった。4回無死一、二塁では高山の一直に走者の飛び出しが重なり、99年5月27日中日戦(富山市民)以来、23年ぶりの三重殺を食らっていた。バタバタしながらも継投で逃げ切りに成功した。4月15、16日の巨人戦(甲子園)以来の連勝になった。

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