ビッグバン打線ならぬ“ビッグボス打線”が大爆発して、日本ハムがシーズン29試合目で10勝目に到達した。ロッテ戦の4回に相手のミスから2本塁打を含む、打者12人の猛攻で一挙9得点。BIGBOSS史上最大のBIGイニングで試合を決めた。チーム本塁打数はリーグ断トツの27本となった。

1イニング9得点はヤクルトが4月28日広島戦の8回に9得点を挙げたのに並び、今季両リーグ最多タイ。日本ハムでは昨年9月11日ソフトバンク戦の初回に11点を奪って以来。試合前まで今季両リーグで日本ハムだけ、1イニング5点以上のビッグイニングがなかった。

◆ビッグバン打線 日本ハムは98年、本塁打&打点の2冠ウィルソン、落合、田中幸、片岡、ブルックスら強打者をそろえて2位に浮上。球団は打線名を一般公募し、応募総数1753通中334通を集めた「ビッグバン打線」と命名。流行語大賞にもノミネートされた。小笠原、オバンドーが加わった00年の打線は特に強く、チーム打率2割7分8厘、771得点、177本塁打はリーグ1位をマーク。その後も坪井、エチェバリア、高橋信らと交代しながら、03年ぐらいまで呼ばれた。

▼日本ハムが4回に一挙9得点。1イニング9得点はヤクルトが4月28日広島戦の8回に9得点を挙げたのに並び、今季両リーグ最多タイ。日本ハムでは昨年9月11日ソフトバンク戦の初回に11点を奪って以来。試合前まで今季両リーグで日本ハムだけ、1イニング5点以上のビッグイニングがなかった。