西武栗山巧外野手(38)が現役最多となる70本目となる犠飛を放った。

2点リードの7回1死一、三塁。代打で打席は巡ってきた。日本ハム吉田の149キロストレートを逆らわずにレフトへ運んだ。左翼アルカンタラからは好返球が返ってきた。しかし、三走柘植のヘッドスライディングは、わずかに早く本塁にタッチした。リクエストも覆らなかった。貴重な追加点となった。

打率1割台と本来の調子でない中、求められた仕事を果たした栗山は「非常に光栄に思います。これからも一本でも多く、(犠飛を)求められるケースではまた積み重ねていきたいと思います」とコメントした。

70犠飛は巨人の原辰徳監督、松原誠氏に並び、歴代16位。日本記録は野村克也氏の113。現役ではヤクルト内川も69犠飛をマークしている。

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