高卒4年目の巨人増田陸内野手(21)が、しぶとい当たりでプロ初安打を放った。4点を追う5回2死、ヤクルト高橋を相手に粘る。フルカウントからの8球目、内角低めの148キロ直球をどん詰まりしながらも振り切った。

ヤクルト一塁手オスナの頭上をわずかに越える右前打。プロ3打席目で放った一打に、「よっしゃ」とつぶやき、笑顔で喜んだ。一塁ベンチに戻ると、原監督におじぎをしながらグータッチした。

明秀学園日立(茨城)から18年ドラフト2位で入団した増田陸は、3年間1軍の出番がなく、昨オフに育成選手として再契約を結んだ。今キャンプも3軍からのスタートだったが、オープン戦でのアピールが実り、3月に支配下再昇格を勝ち取っていた。今季イースタン・リーグでは31試合に出場し、打率2割8分2厘、4本塁打の成績を残していた。

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