巨人が2位ヤクルトに0.5差に迫られて迎えた首位攻防第2ラウンド。巨人が4月19日から守ってきた首位の座を死守するか、それとも首位陥落か-。結果は後者。巨人が2試合連続で序盤に大量失点を喫して敗れ、2位に転落した。

開始早々、先発シューメーカーが出ばなをくじかれた。1回1死から2番青木をストレートの四球で歩かせると、3番山田に左翼席へ先制2ランを浴びた。

試合開始前まで防御率0点台だった安定感は、2回以降も戻らなかった。3回には連続死球と四球で無死満塁を招くと、打席には前日の3回に堀田から満塁本塁打を放った村上。カウント1-1からのスプリットを完璧に仕留められ、2試合連続で満塁アーチを描かれた。3回3安打5四死球の6失点でKOされた助っ人右腕は「追い込んでからの2つの死球がもったいなかったし反省の出たピッチングだった。先発としてマウンドを早く降りてしまい本当に申し訳ないと思っている」としぼり出した。

吉川と坂本の一、二番コンビを故障で欠く打線は、6点ビハインドの5回に大城の適時打による2点止まり。投打で精彩を欠いた巨人は3連敗となった。

▼巨人が2試合続けて村上に満塁本塁打を献上。巨人が2試合連続で満塁弾を許したのは、05年9月13、15日阪神戦で金本、今岡に打たれて以来、17年ぶり3度目。2日続けての被弾は、85年10月16、17日広島戦の斉藤、達川以来37年ぶり。

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