守護神撃ちで首位キープ!! ヤクルトが巨人を逆転で破ってカード3連勝を決めた。1点を追う9回1死一、二塁、途中出場の山崎晃大朗外野手(28)が、今季セーブがかかった場面で失敗のなかった巨人大勢投手(22)の初球を捉え、決勝の2点適時二塁打。1点ビハインドの8回を3者凡退に抑えた木沢尚文投手(24)がプロ初勝利を挙げた。巨人は今季2度目の同一カード3連敗で3位に転落した。

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20年ドラフト1位右腕の木沢が「母の日」にうれしいプロ初勝利をマークした。「まずは先頭、そして1人ずつ抑えられるようにとマウンドに上がりました。とにかく逆転していただいた野手の方々に感謝したいです」と素直に喜んだ。

期待された昨季は1軍登板なしに終わったが、今季はキャンプからアピール。150キロ超の新球シュートを軸に、ここまで10試合で防御率0.00と安定した投球を続けている。

ウイニングボールは母聡子さん(54)に手渡す。慶応高から寮生活で親元を離れるが「なにかとアグレッシブな母親なので。かけてくれる言葉も非常に前向きにしてくれる、背中を押してくれるような母です」と言う。プロに入ってからも客観的な助言をくれる母には「ありがたいと思います」と感謝しかない。たくましく成長した姿を、これからも見せていく決意だ。

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