中日根尾昂外野手(22)が、ほろ苦い遊撃再スタートを切った。4回から今季初めて遊撃の守備へ。すると情勢一変。自身の2打点も含め一時は5点差を追いついた。だが、7回2死満塁。代打藤田の三遊間へのゴロを捕球したが、ボールが手につかず、どこにも投げられない。記録は内野安打となり、勝ち越しを許した。

「ボールを握り損ねて、どこにも投げられなかったのかな。それなりに守っていた。覚悟して守らせているので」。対DeNAの本拠地連敗は5に伸び、チームは4月29日以来の借金「1」となった立浪監督だが、「遊撃根尾」を責めることはなかった。

6試合続けて「7番・右翼」で先発出場していた。先発松葉が3回に4点を奪われると、立浪監督が動く。その裏に「石岡も使ってみたかった」と「2番・遊撃」の三ツ俣に代打石岡を告げる。4回の守りから根尾を遊撃に回すと場内にはどよめきと歓声が広がった。

4年目の今季は外野専念でスタートも4月21日に遊撃再挑戦を主目的に出場選手登録を抹消された。2軍では遊撃で出場を重ねながら、5月8日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)で投手としてもデビュー。10日の再昇格後は、相次ぐコロナ感染による外野手不足もあり、右翼での出場が続いていた。大島、木下、石川昂らの離脱組はこれから順次、復帰してくる。「根尾遊撃」を新たなオプションに粘り強い戦いを続ける。【安藤宏樹】

▽中日松葉(本拠地5イニングの限定先発も4回8安打5失点)「時間を10日間いただいた中、結果を出せず申し訳ないです。次はしっかり結果出します」

▽中日石橋(6回に5点差を追いつくセーフティースクイズを決め)「みんなでつないできた結果、自分のところに来ただけで、それよりも同点に追いついた後のイニングを抑えられなかったという反省の気持ちの方が強いです」

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