法大は、エース篠木健太郎投手(2年=木更津総合)がしっかり試合をつくり、東大に先勝した。

今季6試合目の先発マウンド。3回までは1安打ずつを許したが、4回からは打たせてとる投球で6回を93球、被安打3の2奪三振、無失点でリリーフ陣に後を託した。篠木は「ランナーを出しながらも、粘って、我慢して修正できた」と話した。

4月9日の開幕戦早大戦で完投勝利を挙げて以来の2勝目に、加藤重雄監督(66)は「直球が走っていた。球がバラついていたけど、その制球も持ち味。やっと2勝目で、よかったです」と評価。その言葉を受けた篠木は「1戦目を任せてもらっているけど、結果が出せなかった。秋も投げさせてもらえるなら、春の反省をいかしたいです」と話した。

打線は、初回1死満塁で野尻幸輝外野手(4年=木更津総合)の適時打で2点を先制。5回には、先頭の浦和博内野手(3年=鳴門)が通算2本目となるソロ本塁打を放った。浦は「先頭だったので、塁に出ようと思っていました。手応えはよかったです」と振り返った。6回には打者一巡の猛攻で5点を挙げ、突き放した。これが今季最終カード。浦は「いい流れができたので、このまま連勝したい」と話した。

▽東大・松岡泰希主将(今季最終カードの初戦を落として)「最下位は決まったが、秋につながるゲームにしよう、勝ち点を取って終わろうと(ナインに)言っている。雰囲気は悪くないです」