阪神伊藤将司投手が、地元千葉でのプロ初登板で6回3失点と粘った。2回に高部に適時打、3回にはレアードに2点適時二塁打を許した。

3回までに3点を失いながら、3戦続けてクオリティースタート(6回以上、自責3以内)を記録。「(状態は)良くはなかったですけど、要所要所で抑えられてたので良かったです」。昨季10勝の地力の高さを証明したが、今季2敗目には「レアードのところで抑えないといけない。一番はそこ」と反省した。

千葉・横芝光町出身。プロ入り後初めて、父正宏さん(52)ら親族が観戦に訪れていた。国際武道大時代にも投げたZOZOマリンで勝利は届けられなかったが、また1つ親孝行になったはずだ。「プロ入ってそういう姿を見せられたのは良かったのじゃないかなと思います」。故郷でもらった応援をエネルギーに変え、次こそ白星をつかむ。

○…2番手加治屋が1イニングを無失点に抑えた。7回に2番手で登板し1番からの好打順で3者凡退。荻野を三ゴロ、角中と中村奨を連続空振り三振に仕留めた。12試合連続無失点で防御率は0・79。「自分のやるべきことがしっかりできました。3者凡退で終えることができてよかったです」と納得顔だった。

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