猛虎や! 阪神が今季2度目の6連勝を飾った。パ首位ソフトバンクとのロースコア戦を制し、借金を7まで減らした。交流戦成績は敗れたヤクルトとともに9勝4敗となり、首位で並んだ。

試合を決めたのは、またも大山悠輔内野手(27)だった。0-0の6回2死二、三塁。ソフトバンク先発石川から左中間を破る2点適時二塁打を放った。試合前まで6月の5試合で打率5割6分3厘、5本塁打、10打点と乗っていた男が、6試合連続安打。この6連勝中は5試合で打点を挙げており、勝負強さを発揮している。

先発西勇輝投手(31)は6安打を浴びながら6回無失点。右脇腹の筋挫傷から復帰した梅野隆太郎捕手(30)と今季初バッテリーを組み、粘りの投球で4勝目を挙げた。7試合連続クオリティースタート(6回以上、自責3以下)と安定感は抜群。防御率も1・50まで良化し、セ・リーグ2位をキープした。

「8回の男」湯浅京己投手(22)が疲労を考慮されこの日から2軍に合流しており、7回には岩貞祐太投手(30)が登板。本来7回に投げるラウル・アルカンタラ投手(29)は8回に登板し、ともに無失点に抑えた。湯浅不在の穴を「新・勝利の方程式」がしっかりと埋めた。

リーグ戦では5位DeNAが勝利したため開幕から続く最下位からの脱出はお預けとなったが、交流戦ラストウイークも虎の勢いは止まらない。

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