広島は拙攻に泣き、1試合を残して「3年連続」の交流戦最下位が決まった。コロナ禍で中止となった20年を挟んで、19年から最下位続き。交流戦がスタートした05年から17シーズンで6度目の最下位となり、12球団単独ワーストの屈辱となった。

先発の森下暢仁投手(24)は毎回の9安打を浴びながらも6回2失点と粘った。1回に3番オグレディの右越えソロで先制されると、2回には9番古賀に左翼線適時打でプロ初打点を献上。それでも3回以降は要所を締め、なんとかゲームを作った。

だが、打線が勝負どころで苦しんだ。2点を追う3回1死二塁で1番宇草孔基外野手(25)が右前適時打を放った後、ホームが遠かった。4回は3安打で1死満塁としながら、8番小園海斗内野手(22)が捕邪飛、9番石原貴規捕手(24)は二ゴロ。5回1死満塁では5番坂倉将吾捕手(24)が三ゴロ併殺打。6回1死二塁の好機も生かせなかった。

森下は交流戦3戦全敗となる3連敗で4敗目(4勝)。打線は今季交流戦17試合で2本塁打、33得点。残り1試合の状況で、16年阪神が記録した3本塁打、44得点の交流戦最少記録を下回る危機に陥っている。チームはこれで今季交流戦5勝12敗。リーグ戦では再び借金1となった。

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