日体大の投打二刀流・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)が、持ち前の打撃でアピールをみせた。

参加選手で唯一、逆方向に複数の柵越えを放った。

大学日本代表候補選考合宿が18日、バッティングパレス相石ひらつかで始まり、全国から49名の候補選手が参加した。

この日はシートノック、フリー打撃が行われ、矢沢は引っ張りの右翼方向に2本。逆方向の左翼方向に2本。計4本の柵越えを放った。

昨秋12月に続く合宿参加となり「前回は引っ張って飛ばせるところを。今日は逆方向への打球をテーマにして、アピールしようと思っていました。何本かいい打球もあったので、良かった」と話した。

今回の合宿では立大・山田健太内野手(4年=大阪桐蔭)が主将に任命された。打撃練習では東北福祉大・杉沢龍外野手(4年=東北)と並び、この日最多タイとなる5本の柵越えを放った。打力でアピールをみせた山田は「各大学で主将をしている選手がいる中、選んで頂いた。リーダーシップを持って、先頭でどんどん引っ張っていきたい。(打撃は)自分の出来ることしか出来ない。気負わずやろうと思ってました」と話した。

合宿は20日までの3日間、同球場にて行われる。大久保哲也監督は「強化というより、選考の合宿ですから。投手は全ての精度。中でも縦の変化を使える投手に注目したい。打者は長打はもちろん、ミート力と脚力。そこを見ていきたいです」と話した。