ソフトバンク石川柊太投手(30)が、西武打線を1安打に抑え、20年8月1日の西武戦(ペイペイドーム)以来、2年ぶり2度目となる完封勝利を挙げた。

すました顔で淡々と投げ込んだ。初回を3人で切ると6回まで無安打投球。140キロ後半の直球を軸に自慢のナックルカーブ、フォークを駆使して封じ込んだ。「いつもノーヒットノーランを目指しているけど、やっぱりできる人はすごいと思います」。7回先頭の森に左前打。苦笑いを浮かべたが、志願の完投マウンドでホームを守り切った。

2回1死。打席の栗山から投球動作に入るテンポが速くクレームが入った。栗山に四球を与えると、続く外崎も歩かせてしまった。後続はしっかり切ったが「あそこは動揺したので反省ですね」と振り返った。

チーム活動停止の影響もあって中11日のマウンド。ブルペン入りは6月27日が最後だった。「調整もクソもない中でこういう投球ができた。いい勉強になりました」。4月26日の西武戦以来の3勝目。コロナで嘉弥真、藤井の中継ぎ陣が不在なだけに、チームにとっても大きなシャットアウト劇となった。

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