涙の復活だ。阪神才木浩人投手(22)が、中日14回戦(バンテリンドーム)で19年5月21日以来の1軍マウンドに上がり、5回5安打、5奪三振無失点で1159日ぶりの勝利を挙げた。20年11月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、育成契約を経て今年5月に支配下選手に復帰。ヒーローインタビューでは両親が見守る中、苦しいリハビリを乗り越えての1勝に感涙した。
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◆才木の主な一問一答
-涙がこみ上げたのはいつぐらいから
才木 試合が終わってハイタッチした時ぐらいからウルウルきました。
-勝利を誰に伝えたい
才木 トレーナーの方とか理学療法士の方とか、いろんな方にお世話になった。そういった方々のおかげで5回まで0を並べられたので、本当に誇りに思う。
-お世話になった人の顔が浮かんでの涙
才木 なかなか良くならない肘とずっと過ごしていたので、今こうやって痛みもなく、思い切って楽しんで野球ができるというのがすごくありがたい。
-大山、中野がホームラン。2人とも「才木のために打った」と
才木 大山さんも中野さんも、ひそかに僕のことが好きだと思うんで、すごくうれしい。
-6回以降はベンチで
才木 ゲーム前から中継ぎの先輩たちが「思い切って最初から行けよ」っていう話をしてくれていた。頼りになる中継ぎの方がたくさんいるので、思い切って投げて、結果につながってくれた。
-ファンの声援受けるのも久しぶり
才木 ファームはお客さんはバックネットだけとか暗いけど、360度ずっとファンの方がいて、あの大きな声援の中で投げるのは、すごく楽しめた要因。
-登録抹消となる
才木 様子を見ながら休ませる時は休ませて、投げる時はしっかり投げてという形ができたら全然問題ない。次に向けてしっかり調整できたら。