中日立浪和義監督(52)が5日、ビシエドを3番で起用する考えを明かした。

DeNA戦(横浜)は雨天中止となり、チームは室内練習場で調整。左肩痛から復帰し同日に出場選手登録されたビシエドについて、「雨天中止はしょうがない。(ビシエドが)いる、いないで相手に与える影響力も違う。試合に出ていなかったので、初めは3番くらいから」と語り、3番ビシエド、4番A・マルティネス、5番阿部で主軸を組むと明かした。この並びは5月12日ヤクルト戦以来、今季2度目となる。

ビシエドは20年に脱臼した左肩に後遺症があり、6月21日に登録を外れ、リハビリ調整を続けてきた。2軍での実戦出場がないままのぶっつけ本番で復帰するため、3番構想には「暖気運転」の側面がある。

ビシエド不在の間に、チームは5位から最下位に転落。ここ10試合は3番に高橋周、大島、石岡ら7人を起用したが、固定に至らなかった。来日7年目の助っ人は、「今は(肩に)痛みもなくもどってこれた。どこのラインアップでも入れてくれれば、どこでも自分の仕事をする」ときっぱり。「3番ビシエド」が1勝7敗と大きく負け越すDeNAたたきへの起爆剤になる。【伊東大介】

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