日本ハム新庄剛志監督(50)はチーム一丸の勝利に笑顔だった。

5年目右腕、田中瑛斗投手(22)が6回4安打1失点の好投でプロ初先発初勝利。BIGBOSSは「(田中が)初先発で、ゲーム前にね、野手のみんなが『今日は、俺たちが点をたくさん取ってあげるから、思い切って投げろよ』みたいなことを言う。その言葉にね、なんかこう…当たり前かもしれないけど、いいチームだなと思いました。で、実際に打ってくれてね。素晴らしかったです」と感慨深く、振り返った。

1回無死一、二塁で犠打を阻止した田中のフィールディングについても、たたえた。新庄監督は「まあ、ピッチングコーチに伝えているのは、投げたらもう、すぐ野手に変わりなさいってこと言っている。紙一重でしたけど、あれはデカかったですね。間違いなく」と振り返った、勝利への大きなポイントだった。

投球内容については「フォアボールも少なかったし(2四球)、2ボールからスライダーでカウントをしっかり取れていたところ。なかなか落ち着いてね、しっかりストライク取っていた。まあ根性座っているな」と、1日に支配下選手へ返り咲いたばかりの“新戦力”の魅力的な一面も、うれしそうに振り返っていた。

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