球界の功労者をたたえる「2022年野球殿堂入り」のセレモニーが試合前に行われ、プレーヤー表彰で選出されていた現ヤクルト監督の高津臣吾氏(53)と元中日山本昌氏(56)が表彰された。

両氏はレリーフを授与され、高津氏は元ヤクルト古田敦也氏(56)から、山本氏は中日大野雄大投手(33)から花束を渡された。

高津氏は「プロ野球の門をたたいた時の監督、野村監督には野球の難しさ、楽しさ、そして厳しさ。そして、その時にたくさんの球を受けていただいた、今日参加していただきました古田さんには、本当に人として野球人として大きな成長をさせていただきました」と2人の恩人に感謝。山本氏は「両親に本当に強い体に産んでもらい、そして、家族の支えがあってここまでこれたと思います」と思いを述べた。

両氏のあいさつは以下の通り。

 

高津氏 本日野球殿堂入りの表彰をしていただくにあたり、非常にうれしく、そして大変恐縮に思っております。現役時代、たくさんの国々、たくさんのチームに所属し、いろいろな指導者の方やチームメート、関係者のみなさまに大変お世話になりました。大変感謝しております。そして、なかでも、プロ野球の門をたたいた時の監督、野村監督には野球の難しさ、楽しさ、そして厳しさ。そして、その時にたくさんの球を受けていただいた、今日参加していただきました古田さんには、本当に人として野球人として大きな成長をさせていただきました。本当にありがとうございます。そして、どんな時もどんな犠牲を払ってでも応援してくれた家族。こうしてセ・リーグの監督としてユニホームを着てこの場に立たせてくれたスワローズの選手諸君、本当にありがとう。最後になりますけどもプロ野球はもちろん、これからも野球界の発展のために微力ではありますが、全力を尽くして努力していきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。

 

山本氏 本日はこのような機会をつくっていただき、ありがとうございます。野球殿堂というのはですね、野球界に多大な貢献をした方たち、輝かしい成績を残した方々、そういう人たちが入っていると。そこに私が末席に加えていただける。大変光栄に思います。小さな頃から50歳まで、野球一筋に頑張ってきました。その間、たくさんの方に世話になり、指導していただき、そういう方が1人でも欠けていたら、今日ここでこのようにお話しすることはなかったのかなと思います。両親に本当に強い体に産んでもらい、そして、家族の支えがあってここまでこれたと思います。これからは野球界の発展にもっと協力できるように精進していきたいと思います。この素晴らしい夢の球宴の試合前に、このような機会をつくっていただき、本当に本日はありがとうございました。

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