阪神が首位ヤクルトを下して4連勝を飾り、今季初の貯金生活に突入した。投打がかみ合った試合展開で、球宴明けの初戦では17年以来5年ぶりの白星をつかんだ。

初回に打線がたたみかけた。中野、島田、近本の3連続右前打で先制点を奪取。無死一、二塁で佐藤輝の打席では島田、近本がダブルスチールを成功させ、1死二、三塁から大山の中前適時打で2点目。一、三塁から糸原の内野ゴロで3点目をたたき出し、序盤で試合の主導権を握った。

4回には新加入のロドリゲスが、先頭で左翼スタンドへの豪快な来日1号ソロで貴重な追加点を奪った。

8回には先頭大山が左翼スタンドへの21号ソロ。無死二塁からロドリゲスが左前への適時打を放ち、さらにリードを広げた。

投げては先発西勇が7回4安打無失点の快投で、今季7勝目を手にした。持ち味のテンポよく両コーナー、低めを丁寧に突く投球で、三塁を1度も踏ませなかった。リリーフ陣もリードを死守した。

チームは前半戦最終戦で、最大16あった借金を完済。ヤクルトとの3連戦初戦を制し、単独2位に浮上。首位に10ゲーム差とした。

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