楽天宮森智志投手(24)が、プロ初登板を果たした。

2点を追う9回に5番手として登板。先頭レアードに対し、いきなりカウント3ボールとしたが、立て直して、2-2から外角低めのスライダーで空振り三振。続くエチェバリアは、初球150キロ直球で一邪飛。佐藤都にはカウント1-2から外角低め141キロフォークで空振り三振に打ち取った。

呉商、流通経大、四国IL・高知をへて、昨年育成ドラフト1位で入団。イースタン・リーグでは、24試合で0勝3敗17セーブ、22奪三振、防御率3・68の成績を残し、7月30日に支配下登録を勝ち取った。即日1軍選手登録された。「支配下登録されて、2試合登板がなくて、気持ちが高まっていっている中で、今日、こうして投げられて、最初は本当に良くなかったんですけど、全力で頑張ろうと思っていました」と力を込めた。

1回無安打無失点2奪三振と上々のデビュー。自信をつけた1日となった。「スライダーだったり、フォークだったりが1軍で通用するんだと思ったので、伸ばせていければなと思います。今日はまだバタバタして、結果、抑えられたという感じだったので、今度はちゃんと自分の計算のなかで抑えられるようにしていきたいと思います」と前を向いた。