プロ野球選手会の森忠仁事務局長は3日、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する「現役ドラフト」について「今年、始められるのは間違いないかなと思います」と、今オフから実施できる見通しを語った。日本野球機構(NPB)との事務折衝後の会見で話した。規定の細かい文言については議論を続けるが、基本的な部分は合意。各球団2人以上の対象選手を選び、全球団で選手の入れ替えが起きる制度となっている。また、実施日は当初の案のとおり、12月2日の保留選手名簿公示から1週間後が有力となった。

選手会はFAやポスティングなどの保留制度についても考えをNPB側に伝えた。国内外一律6シーズンでの権利取得など、制度改革を求めている。例年同様9月に各球団を訪れ、意見交換する予定。